燗ビールを楽しんでみる

日本酒の燗酒の世界に惚れたので、いろいろなビールを燗ビール(ホットビール)にして味わってみます。  ※注意:試してみる場合は自己責任でお願いします。

【燗ビール】(17)サンクトガーレン 黒糖スイートスタウト

先日のホットビールの記事に書かれていた サンクトガーレン 黒糖スイートスタウトを
温めてみました。このビールはレギュラービールの一つなのですがようやく手に入れて飲んでみたなかなか因縁の一品だったりします。

  • 9℃ ボディがしっかりしているというより、口に入れると固く感じる。まるでスタウトの氷を溶かしながらのんでるような印象。
  • 24℃ 普通のビールに比べて固さはあるもののさっきの温度に比べて柔らかくなって飲みやすい。コーヒーのようなフレーバーが心地よい。
  • 38℃ 芯がなくてふにゃふにゃ フレーバーも弱くなってどこか物足りない。
  • 52℃ 太い芯がはいったよう甘みとホップの苦みがしっかりして、十分飲み応えがするようになった。
  • 75℃ ホップ苦みどーん カラメルのニガ甘どーん 香りどーん。悪くはないけどインパクトが強すぎる。
  • まとめ 温度を上げることで柔らかくなっていく様子が楽しめるビール。もういちど飲みたい温度は55℃。燗することで味わえる味だとおもいます。

【アレコレ】記事 冬の楽しみ ホッとビール

冬の楽しみ ホッとビール

 

ホットビールの紹介記事。
この記事で新しいところといえば、KIRINスタウトの他に地ビール(サンクトガーレン 黒糖スタウト)が取り上げている点です。
国内の地ビールは大手のビール会社に反抗してか、飲み応えがあるビールが多いので温めると美味しいのに当たりやすいと思います。 

ちょっと気になったのは、
温め方としては、電子レンジでの温め方を押しているようです。
50℃前後が風味が変わって美味しいのでこの温度は是非守ってもらいたい。
それ以上になると風味が飛んで苦くなるのが多いのです。 

>耐熱性のあるグラスやカップに注ぎ、電子レンジで30秒~1分間、
>温度が50度程度になるまで温める。仕上げに砂糖やシナモンを加えると、
>風味が増す上、泡立ちも豊かになり、見た目も楽しい。

サンクトガーレンのアップルシナモンとかチョコレートスタウトとか、ここのブルワリーは温めると美味しいのが多いのでオススメします。

【燗ビール】(15) サッポロ 麦とホップ

2010/11/29実施

新ジャンルで試してみました。新ジャンルの中では特に飲み応えがあるとウリの、麦とホップを温めてみました

  • 13℃。かってからそのままなので少し温度は高め
  • 21℃。なんていうか甘い。それとうっすらと焼酎臭い
  • 40℃。香り、味等がほとんど無くなって、下に炭酸(?)のピリピリした感じしか残っていない。空気になった?!
  • 55℃。20℃の時に感じた甘みが復活。ザマスターを飲んだときのようなミルク感と、へんな雑味がする。飲んだ後舌が痺れる感じがするのは何だろう。あと歯の感じが甘いものを食べたようにぺたぺたしてる。
  • まとめ。サッポロ 麦とホップ。ジョッキ生のような焼酎のような感じがすくなく、55℃のミルク感にはびっくり。ただ暖めると風味や味が空気と化すので長時間グラスに入れるよくないのかも。まずはグビッとのむのがおいしいかも。また、飲みたい温度は10℃と低温の時。

【燗ビール】(14) シメイ・ブルー

2010/11/26 実施

どっしりした高いアルコールのビールを探していたところ、
シメイの中でも特にアルコール度数が高く濃い青を試してみました。

  • 10℃。 5℃まで冷えてないけどこれくらいがいいかも
  • 24℃。度数の高さが身にしみる。そして後口にシロップのような甘さが残る
  • 43℃。 度数がきつく感じて下がピリピリする。香りが薄いホットブランデーのような印象
  • 55℃。吹っ切れたようなすっきりした味。つーんと鼻にくるのはお約束。 飲んだ後ひといきつくような味でした
  • まとめ 40℃くらいでとっても甘くなるような気がしてたのが、それほどかわらなかったのが意外でした。 次の機会にべつなので試してみよう

【燗ビール】(13)サンクトガーレン オレンジチョコレートスタウト (2012ver.)

本日の燗ビール

毎年、このサンクトガーレンはチョコレートビールを出しているのですが、今年の2種類あるうちの一種、橙を使ったオレンジチョコレートスタウトを温めてみました。去年のも温めることで美味しかったので今年はどのように違うかがポイントです

 

  • 9℃ 嗅ぐとジャムのような香りがする。飲んでみると、鼻を突き抜ける橙の香りと皮の苦み そしてそれを底で支えているコーヒーのような味が建物のように重なって美味しい。
  • 27℃香りが立ってきて、グラスを近づけただけでもいい香りがする。さっきから一変して輪郭がぼんやりした味になってしまった。風味はするし悪くないのだが、どこか物足りないような気がする。 
  • 43℃ 飲むとまるで絹のような口当たりに変わった。すーっと口の中に流れていってそれと同時に強い橙の香が口中に広がり、そのまま余韻を残す。10℃の時以上に橙の印象が残る。
  • 55℃ 飲むとチョコレート風味と橙の香りがして、あっチョコレートだと思うぐらい一番スイーツっぽいバランスになった。そのあと少量のホップの苦みがキュッと絞ってくれているのでだるくならないで結構好みの味だ。
  • 73℃ 乾燥した苦み 飲んだ後ホンワリと橙が香る。フレーバーウォータのような味と例えればよいかな。飲み進めていくと口の中に橙って印象が残る。
  • まとめ 飲み比べてみてどの温度でも橙の香りが飛ばず味わえる印象です。これは同社のジンジャーペールエールの時も同様で温度を上げたときと同じで味の主軸があるのでホットにしても美味しいと感じ易いのかもしれません。
    あと去年のと比べて、たしか55℃で焦げた苦みが強くて、マーマレードトーストのような印象だったのですが、今年はチョコレート風味が生きてきてオレンジコーヒーショコラのような感じで個人的にはこちらが好みです。
    もう一度飲みたい温度は、10℃と比較して温めてみることでまた違った意味でオレンジチョコレートスタウトが味わえる55℃をゆっくりと。
 

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【燗ビール】(12)サンクトガーレン ブラウンポーター

2010/11/15実施

サンクトガーレン ブラウンポーター。 焦げ身がどこかコーヒーを彷彿とさせる濃厚なビールです。この香りと濃厚な感じがどのように温度によって変わっていくのでしょうか。

  • 7℃。まったり最初の一杯
  • 20℃ なんの香りかよくわかりませんが、甘くて美味しい。
  • 43℃ どっかで飲んだ事ある味だ。さっきの20℃よりももっと香りが良くなってきて、お茶?コーヒー? そんな感覚でとろとろ飲めるw
  • 55℃ 香りが飛んでしまってやや残念なことになってる。味はチョコレート風味のフレーバーコーヒー。シナモンとか追加したくなった。アルコール度数もそんな変わらないはずなんだけど体がポッポする。
  • まとめ シナモン等を追加して55℃くらいのホットビールに美味しいのではないでしょうか・

【燗ビール】(11-2) アサヒ ザ・マスター

本日の燗ビール。

アサヒビール アサヒ ザ・マスター。
前回燗して飲んだとき、とても美味しかった記憶があった為、本Blogにアップした記念にリベンジしてみました。あれから1年、いろんなものを飲み比べて慣れてきた私にとってどんな味がするのでしょうか。 

  • 10℃ ホワイトビールのような甘さと、わき上がるフレーバーによる組み合わせがよい。すこし温い程度が美味しい温度かも。
  • 20℃ モルトの甘みが口いっぱいに広がる。他のビールだと40℃程度で出てくる味わいなのですが、すでにこの温度ででてくるとは! 
  • 40℃ ホップの香りが立って鼻に近づけるといいにおいがする。飲んでみるとしっかりとしたホップの苦みが味を調えてくれたおかげか、クセがなくとても飲みやすい。
  • 55℃ 再び甘みが強くなってくる。他のだとただ甘ったるいだけなんですがこれは苦みが最後きゅっと締めてくれるので飲みやすいです。
  • 73℃ 甘みが完全に飛んでしまい苦みだけが残ったようだ。これもここまで温めない方がよいみたい
  • まとめ 前回の2010年11月からのリベンジとなります。温めると甘みが膨らむのと、苦みがしっかりと周りを補強してくれるので、ホットビールとして楽しみやすい種類だと思います。もう一度飲みたい温度は55℃。このバランスは好きになります。

 

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