【燗ビール】(13)サンクトガーレン オレンジチョコレートスタウト (2012ver.)
本日の燗ビール
毎年、このサンクトガーレンはチョコレートビールを出しているのですが、今年の2種類あるうちの一種、橙を使ったオレンジチョコレートスタウトを温めてみました。去年のも温めることで美味しかったので今年はどのように違うかがポイントです
- 9℃ 嗅ぐとジャムのような香りがする。飲んでみると、鼻を突き抜ける橙の香りと皮の苦み そしてそれを底で支えているコーヒーのような味が建物のように重なって美味しい。
- 27℃香りが立ってきて、グラスを近づけただけでもいい香りがする。さっきから一変して輪郭がぼんやりした味になってしまった。風味はするし悪くないのだが、どこか物足りないような気がする。
- 43℃ 飲むとまるで絹のような口当たりに変わった。すーっと口の中に流れていってそれと同時に強い橙の香が口中に広がり、そのまま余韻を残す。10℃の時以上に橙の印象が残る。
- 55℃ 飲むとチョコレート風味と橙の香りがして、あっチョコレートだと思うぐらい一番スイーツっぽいバランスになった。そのあと少量のホップの苦みがキュッと絞ってくれているのでだるくならないで結構好みの味だ。
- 73℃ 乾燥した苦み 飲んだ後ホンワリと橙が香る。フレーバーウォータのような味と例えればよいかな。飲み進めていくと口の中に橙って印象が残る。
- まとめ 飲み比べてみてどの温度でも橙の香りが飛ばず味わえる印象です。これは同社のジンジャーペールエールの時も同様で温度を上げたときと同じで味の主軸があるのでホットにしても美味しいと感じ易いのかもしれません。
あと去年のと比べて、たしか55℃で焦げた苦みが強くて、マーマレードトーストのような印象だったのですが、今年はチョコレート風味が生きてきてオレンジコーヒーショコラのような感じで個人的にはこちらが好みです。
もう一度飲みたい温度は、10℃と比較して温めてみることでまた違った意味でオレンジチョコレートスタウトが味わえる55℃をゆっくりと。