【燗ビール】(19)カンティヨングース
目白にある某酒屋でグースランビックのなかで最も強いキャラクターのものとのことで紹介してもらいました。
しょんべん小僧がラブリーなのか憎ったらしさをだす一品。
- 12℃:酸っぱい香りが目にくる。乳酸っぽい香りと土臭い香りがする。
グレープフルーツのような酸味が口いっぱいに広がる。それと同時に口の中にざらりと何かが残る感じがする。ホップ モルティさは感じない。後味の違和感が調和にかんしてはすこし減点。飲んでいるとき、うっかり噎せて鼻に入ってしまったのだが、その時に思ったのは胃液とおんなじような香りだということ。 - 25℃:鼻がなれてしまったのか、香りがだいぶマイルドになって目に来ることが無くなった。
さきほどと同様にグレープフルーツのような酸味はそのままに、それとあわせてホップの苦みが顔を出してきた。それと後口の舌のざらつきのような違和感を感じなくなった - 41℃:まだ酸っぱいようなツンツンした感じは残るもののやわらかいハーブティのような香りがでてきた。
生の果実を食べているような、すっぱさと苦みの余韻。そして柔らかさが出てきて口当たりもすごく良くなってきた。 - 53℃:新しい臭いがでてきた。草原のような香りというかすこし青臭さを感じる。
落ち着きの無い強い酸味が突き抜ける。 ひたすら酸っぱい。いままで酸っぱさとは異なりお酢のような酸っぱさだ。正直飲むのがつらい - 70℃:どこか蜂蜜を彷彿させる香りと酸味の香りが非常に合っている。
あまりのすっぱさに口がしょぼしょぼする。それと果実感が復活しており、おそらくグレープフルーツジュースを温めたらこんな味になるんじゃないかな。
しかしまぁ本当に飲みにくい一品だった。
まとめ
野生酵母を使ったランビックのなかでもとっておきを飲んでみました。全体を通しての酸っぱさが印象的ですね。50℃付近からなんだか酢酸っぽいすっぱさと変化したのが意外です。
もう一度飲みたい温度は40度付近。香りもつーんとこないし、味の調和が一番取れている。そして口に入れた後の柔らかさが魅力的